梅干、そら豆、すもも、新じゃが、梅若ごはん、カミカミメニュー、水ようかん、あじさいゼリー
6月に入ると給食現場は食中毒多発期に突入し、10月まで予防強化期間となり、給食室だけでなく教室でも衛生管理を徹底してもらうよう周知してきました。給食通信では、毎年行われる衛生検査についての報告を載せました。=写真=【以下給食通信より抜粋】
〈つるつる新じゃが 初夏の味/保存のきくじゃが芋は1年中食べられていますが、春から夏が旬で「新じゃが」と呼ばれ、皮が薄く、たわしなどであらうとつるっとむけるのが特長。きょうは、油で揚げてそぼろあんをからめて煮ました。〉
〈黄色のメロンパン/果物のメロンは緑色なのにメロンパンは黄色なのは、メロンを使っていないから。黄色は卵の色だったのです。さて、シェフが一つひとつていねいに格子模様を点けてくれたのですが、焼いて生地が膨らんで、格子模様がほぼ消えてしまいました、残念、残念。〉
〈きょうはUFOの日/今から約70年前の6月24日、アメリカで起こった出来事です。自家用飛行機に乗っていたアメリカ人が、飛行機のずっと先を飛ぶ謎の物体を発見。銀色をした円盤のような形で、何か分からず英語で未確認飛行物体と名付けられ、その頭文字をとってUFOと呼ばれるようになりました。発見した日をUFOの日と定め、世界のあちらこちらでUFOを愛してやまない人たちが観測を続けているそうです。給食にはUFOの形に似たものがあるので、探してみてくださいね。〉
〈プール開き シーフードピラフ、マリンゼリー/きょうの給食はプール開きにちなんで、シーフードを使ったピラフと海をイメージしたマリンゼリーです。すべての生命は海から誕生しました。さて人間は毎年何千万トンもの魚を食べていますが、海からお魚がいなくなりません。太陽の光と海の中の物質からプランクトンが生まれ、それを小さな魚が食べ、これが大きな魚のえさになるという仕組みができているから。その仕組みがくずれない限りお魚はいなくならないはずです。〉
〈夏越しの節供/きょう6月30日は、1年の半分が終了する日で、半年のけがれをお祓いする行事が神社などで行われています。これにちなんで京都では「水無月」という和菓子、その他の地方では「うどん」が食べられているそうです。そこで給食は「冷やしうどん」で、残る半年もみなさんの元気と、災いをお祓いする気持ちで作りました。残さず食べてくださいね。〉
【著者】大留光子=元栄養教諭、現在は順天堂大学・武蔵野専門学校講師
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2021年6月21日号掲載