学校・幼稚園や家庭等の屋内における子供の事故で多いのがドア扉での指はさみ事故だ。
東京都が小学1、2年生と保護者1030人を対象に行った、ドアの安全性に関するWeb調査(2017年3月)では、32・6%が「はさまれた」経験があり、11・0%は「はさまれてケガをした」、0・4%(4人)は「はさまれて骨折した」経験があった。「開き戸」の発生が多く、破断試験からは、戸先側より吊元側がより負荷がかかることが明らかになった。
この調査と試験の結果から東京都は、指はさみ防止グッズの使用、子供をドア近くで遊ばせない、子供に危険性を説明する、ドア開閉時には子供の居場所を確認するなどの注意を呼びかけた。
セイキ販売(株)の「室内ドア用指はさみ防止スクリーン『指はさまんぞう』」は、蝶番(ちょうつがい)のあるドア吊元の隙間をカバーして指はさみ事故を防ぐ。扉の開閉に合わせてスクリーンが動き、引き出されたり巻き取ったりしながら、ドアの隙間をカバーする。
製品本体は耐久性に優れるアルミ製。スクリーン部は、汚れにくく耐久性にも優れたポリエステル製となっている。
ドアの内側に取り付ける「可動タイプ」と、外側に設置する「固定タイプ」の各1つで1セットとなっている。両面テープとクギによる施工で簡単に既存のドアに取付けられるため、特別な工事も道具も不要。
本体カラーは、ブロンズとステンカラーの2種類。本体がブロンズの場合のスクリーンはブラウン、ステンカラーの場合はベージュの組合せ。
小学校や幼稚園・保育園、児童館などの子供が通う施設の、主に個室トイレや教室入口で利用されている。同社が全国展開する店舗「住まいのさわやかショップ」で取り扱われている。
▼詳細=https://www.seiki.gr.jp/ 問合せ=03・3993・0444
教育家庭新聞 新春特別号2021年1月1日