子供の安全な暮らしや豊かな感性を養う製品等を対象に与えられる第14回「キッズデザイン賞」に、学校間仕切の「サンスクール」(三和シヤッター工業(株)と三和システムウォール(株))が選定された。「子供達の安全・安心に貢献するデザイン部門」での受賞となる。
「サンスクール可動間仕切」は用途に合わせて学習の場を仕切る、広げるなど自在に空間づくりができる。
新学習指導要領が求めるのは、各教科でのICT活用やアクティブラーニング等で、従来の黒板に向かう一斉授業だけではない、子供たちの活動や自主性を後押しする学習形態。その実現を支援するような学習環境が求められる。
学校施設整備指針(文部科学省、2019年3月)には、教室に求める基本的な計画として「学習内容・学習形態等の変化に柔軟に対応し得るよう各室・空間を高機能なものに計画することが重要」とする。さらに「各室・空間の形状等は、用途の変更、間仕切の移動、増築等を容易に行うことのできる柔軟な計画とすることが重要」だと述べる。
「サンスクール」には、扉・障子等の可動部に指つめ防止パッキン、はずれ防止機能、シックハウス対策等を取り入れた安全設計。可動間仕切は上吊り式なので床面のレールが不要、フラットな床になるため、つまずきの転倒やごみ詰まり等の心配はいらない。
スチール製スタンダードタイプ、天然木の風合いを生かした木製タイプがあり、それぞれカラーバリエーションも豊富。パネル移動の走行音が静かで、パネル同士はパッキンでしっかり連結。間仕切としての耐衝撃性能が高い。ユニット搬入のため設置工期は大幅に短縮できる。
▼詳細=https://www.sanwa-ss.co.jp 問合せ=03・3346・3011
教育家庭新聞 新春特別号2021年1月1日