例年では7~9月が台風シーズンで、10月はピークを過ぎたと思いたいところ。だが記憶に新しい昨年の「令和元年東日本台風(台風第19号)」は10月12日に日本上陸、東日本各地に洪水や土砂崩れ等の重大な被害をもたらした。さらに気象庁の過去60年間だけの記録でも10、11月に上陸した台風は18件、少ない数ではない。
国や自治体、消防等では今後も早めの避難行動を呼びかけている。そして避難の際には、火災や強風による飛来物、落下物から大切な頭を守るヘルメットが有効。学校・園や職場だけでなく、各家庭でも水・食料の備蓄と共にヘルメットの準備があると心強い。
「安全・健康・快適職場への奉仕」のミドリ安全(株)は、子供用に、折りたたんでランドセルにも収容できる防災ヘルメット「フラットメット キッズ」(3900円・税別、本体重量390g、畳んだ厚み42mm)を販売している。A4対応ランドセルに入れられる他、フック付き保管袋で机にかけて保管できる。
装着が簡単なのが最大の持ち味。すぐにかぶって避難できるので実用的。「ひらきどめ」をはずし両側から押せば、畳んだヘルメットが立体に。頭にかぶり後頭部のヘッドバンドを引き、あごひもを調整すれば完了。頭囲47~57cmまでのサイズ調整が可能で耐用年数6年なので、子供が成長しても対応できる設計だ。
幼稚園・小学校からの購入だけでなく、多発する自然災害への備えとして家庭での個人購入も増えているという。
問合せ=0120・310・355
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2020年10月19日号掲載