令和2年7月豪雨では学校関係の21施設が地域住民の避難所として使われている(7月22日時点、文科省集計)。
風水害や地震等の災害時には、学校等の体育館が一時的な避難所の役割を果たすが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策に向けて、今年は避難所の様相も様変わり。密集をはじめ「3密」を防ぎ、人と人との距離を2m以上とするため収容能力は従来から4~6割以上も減らさなければならない。
例えば岐阜県避難所運営ガイドラインでは、300人規模だった体育館は、前後左右2m間隔を確保すると収容可能人数は約130人、パーテーションを活用しても200人程度で収容力は激減する。そのため各地の被災地では、可能な限り避難所の利用を避け自家用車による車中泊を選択する人達がかなりの数に上ると伝えられている。従来の1・5倍以上の避難所スペースの確保が緊急課題となっている。
学校向け屋形テント「ブルドックテント®シリーズ」の岸工業㈱は、防災仕様の素材と地表面からの浸水の防止に不可欠な舟形グランドシートを採用した「防災テント」を製作。学校・自治体等からの受注生産を強化している。
同社の防災テントは幕体・側幕やグランドシートは防災加工で、防水・防塵や耐久性に優れた素材のエステルターボリンを使用。フレームは同社オリジナルの安全設計「セーフティ」構造で、少人数で設営が可能。支柱は中折れ式で、組み立てや幕体の取り付けが容易だから、設営や撤収がスムーズだ。
出入口の他、四方の大型メッシュ窓で換気・通気にも安心。大きさは3・56m(間口)×5・3m(奥行)〈BDS―3654B〉、同×7・08m〈BDS―3672B〉の2サイズある。
▼資料ダウンロード=http://www.kishikogyo.co.jp/katarogu/bousaitent.pdf
問合せ=082・282・1461
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2020年8月17日号掲載