地球温暖化による急激な気候変動で、世界的に自然災害が深刻化。日本もその例外ではなく、熊本県を中心にした九州・中部に甚大な被害を与えた令和2年7月豪雨では、死者・行方不明84人、家屋の全・半壊等1万6500棟(7月24日時点)にのぼった。
災害から命を守る…その基本は、食料備蓄品・避難袋の用意や家族同士による避難経路・場所の確認、地域の災害関係情報に留意するなど普段からの準備と、“自分の命は自分で守る”という「自助努力」の精神。
避難をする際、最も大切なことは「頭を守る」こと。学校では防災頭巾やヘルメットの「据え置き」が義務付け。避難訓練では着用がマストであり、「頭を守る」ことの重要性が刷り込まれているとも言える。さらに、大切な「頭を守る」ことは、学校にいる時だけでなく自宅でも、理想では登下校中も、ヘルメット等があれば心強い。
「安全・健康・快適職場への奉仕」を社是とするミドリ安全(株)は、折りたたんでランドセルにも収容できる子供用防災ヘルメット「フラットメット キッズ」(3900円・税別)を販売している。本体重量390g、たたむと厚さ約4・2㎝。A4対応ランドセルに入れられる他、フック付き保管袋で机にかけられる。装着が簡単ですぐに避難できるのもメリット。「ひらきどめ」をはずし両側から押せば、ヘルメットが立体に。頭にかぶり後頭部のヘッドバンドを引き、あごひもを調整すれば完了。頭囲47~57㎝までのサイズ調整が可能。耐用年数6年。
問合せ=0120・310・355
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2020年8月17日号掲載