運動会など学校行事で使われるテントは、直射日光や雨を防ぐのに欠かせない存在。そして主に屋外で使われるため、汚れにくく、簡単に組み立てられることが求められる。また、児童生徒のことを考慮し、風で倒れない安全性の高さもポイントとなる。
安全安心なテントを提供する岸工業㈱は、2020年に創業70周年を迎える。
同社はテントという柔軟性と応用性の高さが求められる素材を中心に、多彩な素材を活用することで、より快適な生活空間を提供する。光や風など自然をうまく取り入れ、暑さや寒さなど不快となるものを遮断するなど付加価値の高い製品づくりを追究している。
学校向け主力商品の屋形テント「ブルドック®セーフティー」はグリーン購入法適合品で、天幕(白)には環境に配慮した再生ポリエステル帆布を使用。支柱は筋交いより下側で折れるので、天幕の裾を汚さないようになっている。
また、伏せた状態で簡単に天幕をパイプに固定することが可能。伏せた状態で筋交いの固定ができるので、軒桁を持って立ち上げても、パイプが外れることなく設営できる。
天幕は耐久性のあるポリエステル帆布で、白、ブルー、オレンジ、若竹色など複数のカラーから選ぶことができる。パイプ外面は全面にわたって均一に亜鉛メッキされ、その上から防錆樹脂コーティングが施されている。サイズは0号(1.79メートル×2.67メートル)から3号(3.56メートル×7.08メートル)までの4サイズがある。
オプションで保管に便利な「パイプ収納袋」、降雨時に天幕をサポートする「補助合掌」、連棟したテントの間から落ちる雨水を受け止めてテントの前後に落とす「雨どい」、風による転倒を防ぐ「砂袋」(20kg土のう用、袋のみ)などを用意している。
また、「ブルドック®メッシュ」は有害な紫外線をカットし、やさしい日差しと涼しさを届けてくれるテント。直射日光を86%、紫外線を89%カットするので、明るい空間を保ち、規格品のテント生地と比べて、重さは約半分の軽量となっている。サイズは1号(2.67メートル×3.56メートル)と2号(3.56メートル×5.30メートル)の2サイズ。
固定してパイプテントが倒れたり、動いたりするのを防ぐ「鉄ウエイト枠」(W280ミリ×D280ミリ×H440ミリ、スチール製・塗装:黒)を2020年春に発売する。
台車などを使って20kgウエイト4個を運んでウエイト枠(20kg)にセット。合計100kgのウエイトにすることで、テントをしっかりと固定する。鉄ウエイトを重ねて固定する従来の形式は、転倒の恐れがあったが、「鉄ウエイト枠」を使用することで転倒事故を防ぎ、子供の安全をしっかり守れる。さらに鉄ウエイト枠は、20kgの重りとして単体でも使用することができるため重宝する。
▼詳細=www.kishikogyo.co.jp/
問合せ=082・282・1461
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2019年11月18日号掲載