創業72年を迎えたスイデン(大阪市)は「快適をかたちにする」をミッションに、暑気対策製品などの環境改善機器を開発・提供している。省エネ・高効率・低騒音化、環境問題への対応などニーズに適う製品開発を行っており、近年は学校施設からも熱中症対策のための導入相談が増えている。その際に多く導入されている製品が「スポットエアコン」と「送排風機」だ。
局所的な冷房が可能なスポットエアコンは、設置場所・用途に合わせて様々なタイプを提供。学校施設向けには、スタンダードモデルとポータブルモデルが人気だ。
コンセントがあればどこにでも設置でき、災害時に避難所となる体育館のようなエアコン設置が困難な場所に適している。局所を冷却するため、広いスペースを冷房するのに比べて大幅に消費電力を削減できる。従来機に比べ約3~4%の省エネ化を実現(50Hz約18・90円/h、60Hz約23・49円/h)。工場のようなほこりの多い場所での使用にも強い全閉モータを採用。排気ダクトを延長することで、排気熱を室外に排出できる。自動首振り機能付きモデルでは、左右45度に首振りでき、広範囲に冷風を送ることができる。
持ち運びに便利な軽量小型も提供。高さを抑え、スタンダードモデルと比較して設置面積を約30%削減。車に積んで運搬することもできる。
設置場所や使用方法に合わせて、排気の方向を上方向と横方向から選ぶことができる。冷房運転から送風運転に切り替えでき、扇風機のようにも活用できる。
スタンダードモデルと同様に、全閉モータを採用。タンクに溜まる水が溢れない自動ストップ機能を搭載した。
空気の流れをつくるには、建物全体の安定した換気と送風が必要だ。体育館等広いスペースの暑気対策に役立つのが、「送排風機」だ。
空気を循環させることで、夏場の冷房や冬場の暖房などの効果効率を向上。省エネ対策にも貢献する。
大幅な低騒音化・省エネ化を達成したSJF―Lシリーズ、床置きも天吊り設置もできるSJF―LAシリーズ、リーズナブルを追求したSJF―RSシリーズほか風速や風の到達距離、消費電力、強度など、設置場所やニーズに合わせた製品群から選択することができる。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2019年6月10日号掲載