<作り方(1人分)>
人参はゆでたほうが色も鮮やかになり仕上がりがきれいです。みかんジュースだけ使用したゼリーよりオレンジ色が濃く出るので、夕焼けゼリーの名前にぴったりです。ミルクゼリーの上にチョコペンでデコレートしたこともあります、秋の文化的行事の「楽曲・演目」などに合わせた料理を考えましょう!
〇素敵な歌声が体育館からあふれて、こぼれて、音楽のおくりものが給食室に届きました。音楽会は見ることはできないけれど、きょうの給食は音楽会の曲目にちなんで考えてみました。シーフードピラフは、『あの日歌ったハーモニー』のように、シーフードとカレーとのハーモニーがいつまでも忘れない味を作っています。そして、秋のおくりもの夕焼けをモチーフに『夕焼け超特急』に乗って、音符を飾ったゼリーが届きましたよ。
⇒音楽会の献立例「シーフードピラフ、牛乳、スープ、サラダ、夕焼け音ゼリー」
〇1年生の劇『かいじゅうが出た!』は、かわいい怪獣がたくさん出てきましたね。この怪獣が、村の畑のかぼちゃを食べてしまうので村人は困って、綱引きで退治します。そのおかげで、給食のポタージュの材料が間に合いました。さて、『かぼちゃのポタージュ』には、怪獣がかくれています、みつけられるかな。5年生の劇は、「魔法をすてたマジョリン」。村のリンゴ祭りでマジョリンは、村人が丹精込めたリンゴを魔法で落としてしまいます。魔法を捨ててやさしくあたたかい気持ちになったマジョリンの歌声は素敵でしたね。そんなマジョリンのために、村人は落ちたリンゴをジュースにして、アップルゼリーにしたにちがいありません。和太鼓クラブの演奏もすばらしかったですね。太鼓の音がおなかにひびいてきました。給食は、たいこではなくタコのトマト煮でした。
⇒学芸会の献立例「胚芽トースト、牛乳、かぼちゃのポタージュ、たことペンネのトマト煮、アップルゼリー」
大留光子=昭和53年より東京都内4区を経て平成21年度に栄養教諭として江戸川区に勤務。25年3月退職。現在は、順天堂大学、武蔵野栄養専門学校講師の他、学校給食Web「おkayu(www.okayu.biz/)」のディレクターを務める。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2018年10月15日号掲載