<献立例>
今回は、秋に開かれる運動会や体育大会に向けての体づくり、疲労回復の料理をご紹介しましょう。ジュニアスポーツ選手にも活用できますので参考になさってください。
運動会や大会が近づくと練習もハードになり、毎日の積み重ねで疲労も蓄積していきます。当日のパフォーマンスのためにも、ハードな練習に耐え抜くためにも、基礎体力をつけることが大切です。基礎体力をつけるには、効果的な運動、良質な睡眠・バランスの摂れた食事が必要です。どれが欠けても基礎体力向上にはつながりません。そこで、朝ごはんにぜひ用意したいおかずプレートのご提案です。
主食は、忙しい朝なので食べやすくするのがポイント(作る人には手間ですが)です。おかずがあるのでシンプルに。
主菜は、たんぱく質を十分摂るためにも卵料理と魚または肉料理を入れましょう。また、カルシウム・鉄分・ミネラルをきちんと摂取するためには、色の濃い野菜・その他の野菜・芋類・海藻・豆などを使った副菜料理を2~3品用意することをお勧めします。
そして、汁物や飲み物と果物を添えたら完璧ですね。朝からこんなに食べられないという方もいると思いますが、「一日のスタートは朝ごはんから」といわれるように、エネルギーを含め元気の源となる栄養をしっかり摂るためにも、だんだんと食べられるようにしていきましょう
大留光子=昭和53年より東京都内4区を経て平成21年度に栄養教諭として江戸川区に勤務。25年3月退職。現在は、順天堂大学、武蔵野栄養専門学校講師の他、学校給食Web「おkayu(www.okayu.biz/)」のディレクターを務める。
教育家庭新聞 健康・環境・体験学習号 2018年9月17日号掲載