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第11回 スチール缶リサイクルポスターコンクール 入賞者発表

2017年2月20日

環境教育の一環として”スチール缶”の”リサイクル”についてもっとよく知り、その重要性について考えることを目的に、小・中・高校生を対象とした「第11回スチール缶リサイクルポスターコンクール」が開催され、多数の応募作品が寄せられた。厳選な審査の結果、昨年12月にグランプリ1点、部門別最優秀賞4点、佳作36点の計41点の入賞作品が決定した。また学校団体活動賞1校も決定。上位5名と1校には、平成29年1月に、学校を訪問して表彰式を行った。入賞者・校には、賞状と副賞が贈られた。

■主催 ◎スチール缶リサイクル協会
◎日本製缶協会
◎公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会
(後援:全国造形教育連盟、日本教育美術連盟)

【グランプリ】

スチール缶リサイクルポスター入賞作品木原 慎平さん
(きはら しんぺい)
九州産業大学付属九州高等学校 3年
<作品紹介>単に「スチール缶をリサイクルしよう」と呼びかけるのではなく、物に愛情がわけばリサイクルにつながるのではないかと考えました。缶や車など、それぞれに表情を描写することで、生き物のように表現しています。<感想>卒業前に賞をいただけて嬉しいです。学校ではデザイン科に所属しているため絵を描く機会が多く、レタリングの検定で鍛えた力を生かすことができました。「スチール缶に第二の人生を」というイメージで、言葉を考え配置しています。

 

部門別最優秀賞

スチール缶リサイクルポスター入賞作品小学校低学年部門

加藤 徠愛さん
(かとう くるめ)
埼玉県川口市立東本郷小学校 1年

<作品紹介>スチール缶がリサイクルできることを伝えたくて、ポスターを描きました。

<感想>賞をもらえて嬉しいです。スチール缶がリサイクルできることはお母さんに教えてもらいました。絵を描く前に家の中にあるスチール缶を探して、たくさんあることが分かりました。

スチール缶リサイクルポスター入賞作品小学校高学年部門

安藤 佑真さん
(あんどう ゆうま)
埼玉県ふじみ野市立亀久保小学校 6年

<作品紹介>
スチール缶はリサイクルすれば、車や橋など身の回りのいろいろな物に変わることを表現しました。

<感想>
受賞したと聞いてびっくりしました。家族とスチール缶について調べて、面白いと感じました。吹き出しの中の鉄塔や橋の絵が難しかったです。

スチール缶リサイクルポスター入賞作品中学校部門

前田 菜の葉さん
(まえだ なのは)
広島県広島市立大洲中学校 1年

<作品紹介>パッと見て心に残る言葉を選びました。スチール缶を捨ててしまえばゴミとして終わりますが、背景の橋やガードレールにも変わることを表現したくて、構図を考えました。

<感想>受賞することができ、とても嬉しいです。小学生の頃に、広島の水と関連した環境学習を通してリサイクルについて学んだことがあったので、興味を持って描きました。家ではアルミ缶とスチール缶を分別できていなかったので、今後は気をつけていきたいと思います。

スチール缶リサイクルポスター入賞作品高校部門

山川 潮莉さん
(やまかわ しおり)
岐阜県立岐阜総合学園高等学校 2年

<作品紹介>日常生活の中でスチール缶を捨てている現場を描くことで、普段何気なく捨ててしまっていることが、資源の無駄遣いになっていることを表現しました。リサイクルの大切さに気づいて欲しいという気持ちで描きました。

<感想>中学生の時に、地域の資源回収でスチール缶を集めていた経験があったので、コンクールに興味を持ちました。資源を捨てている人には悪気がなく、リサイクルについてよく知らないまま捨てていることが多いので、考えるきっかけになるような言葉を選びました。

 

学校団体活動賞

同校校長(左)へ表彰状を贈呈

北海道函館水産高等学校

福岡県大牟田市立羽山台小学校

羽山台小学校は今年で創立33年目を迎えます。校区内に古墳や史跡が多く、本校の運動場東端にも弥生時代の住居跡が残されている歴史性に富んだ学校です。教育目標に掲げている、福祉を柱にした「人に優しい心」の育成は「環境に優しい心」の育成につながると考え、環境教育に関連した活動を実施してきました。平成23年度からユネスコスクールにも加盟し、持続可能な開発のための教育(ESD)として環境教育に積極的に取り組んでいます。

〈環境教育・環境保全の取組〉
▲4年生の社会科の単元で学ぶ「ゴミの学習」と関連づけて、リサイクルをテーマに、調べ学習や家庭への啓発、地域のごみ拾い(クリーンアップ作戦)を実施しました。校区で多くの空き缶が捨てられていたことから、家庭だけでなくもっと広く呼びかける必要があると感じ、スチール缶リサイクルポスター作りに取り組みました。
▲今年度5・6年生は環境をテーマに壁新聞づくりに取り組みました。本校では、児童が自ら課題を見出し、調べた結果を地域や家庭に発信できるよう指導しています。※作品は「わたしたちのくらしとエネルギーかべ新聞コンテスト」(主催=経済産業省資源エネルギー庁)に応募
▲「資源」の大切さを知る学習では、スチールをはじめ、アルミ、ペットボトル、段ボール、紙パック、トレーなど、幅広い素材を扱うようにしています。

 

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