マスメディアから生成AIの情報が毎日のように流れ、これらテクノロジーの進展は世界を急速に変化させつつあります。
教育においても、初等中等教育段階における探究的・文理横断的・実践的な学びの推進や理数系教育の推進、情報教育の強化・充実が叫ばれ、次期学習指導要領にはそれらの学習内容が盛り込まれます。
こうした変化の中、テクノロジーを用い、逞しく自らの人生を切り拓く力や新たな社会づくりに参画する力を身につけることは、すべての人に必要不可欠と考えます。
私たち日本産業技術教育学会(JSTE)は、技術教育の研究を通し、こうしたテクノロジーの学びの振興普及を進めています。
2024年7月には、要望提言として、「中学校技術・家庭科技術分野を再編し、新教科『テクノロジー科』(仮称)に転換・拡充する。新教科『テクノロジー科』では、Society5・0における技術観に基づいて、情報通信技術とそれを基盤としたものづくりの技術との融合を図る学習内容を構成する」ことを提案し、46の団体から賛同表明を頂きました。
当学会は、今後も関係学会や団体と連携しながら、技術リテラシー教育の振興普及に取り組んでいきます。本年もよろしくお願いします。