近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が様々な分野で叫ばれています。
DXは業務の単なるデジタル化ではなく、デジタル技術を基盤とするサービスや組織文化の変革を意味します。そのため、ビジネスモデルの根本に照らして、デジタル技術を使う目的を明確化し、適用方法を設計する必要があります。
教育・研修の分野でもデジタル技術の適用が進められていますが、学習の効果や効率を高めるためには、同様の視点が必要です。
教育・研修の分野で企業のビジネスモデルに相当するのは、学習者の学びの過程をモデル化した学習心理学であり、そのモデルに基づいて様々な学習方略を体系化したインストラクショナルデザインの理論です。
教育・研修にデジタル技術を適用する際には、このような理論にさかのぼって、デジタル技術を使う目的を明確化し、適用方法を設計することが、学習の効果・効率・魅力を高めることにつながります。
これは、近年のAI技術の応用にも共通します。
DLC(デジタルラーニング・コンソシアム)では、これらの学習理論基盤とAIをはじめとするデジタル技術の適用方法を学ぶことのできる「eLP(eLearning Professional)資格制度」の普及を通じて、教育DXの推進に貢献していきます。