謹んで年頭のご祝福を申し上げます。
本連盟は、1949年の発足以来、造形表現・図画工作・美術教育の振興と発展を目的とし、全国規模の研究大会、大阪での校園種別の研究会及び研修会の実施を主な活動にしてきました。
コロナ禍で中止や縮小を余儀なくされたこれらの活動ですが、教育研究そのものは途絶えませんでした。
中止せざるを得なかった2020年の佐賀大会の報告書による研究成果の公開。2021年のオンラインの神戸大会の研究発表と授業公開。規模を縮小し参集した2022年の和歌山大会。
規模や方法は様々に開催地の先生方と子供たちが共に主体となり取り組む大会に教育研究面と大会運営面の両方で大きな学びを得てきました。
昨年は鹿児島での全国大会をはじめ、すべての行事を開催できました。
鹿児島のある小学校で伺った声を紹介します。
「公開授業に向け、教員全員で授業研究に取り組んできました。その結果、私たちの子供や作品の見方が変わりました」
これこそ取り組む先生方と子供たちのための全国大会の姿です。ポストコロナにおける教育研究の大きな、一歩です。
2025年11月、大阪で全国大会が開催されます。各地で粘り強く続けられてきた教育研究を引き継ぎ、そして新たな一歩を踏み出すべく、取り組んで参ります。