謹んで新春のお慶びを申し上げます。
ここ数年で社会は大きく変わり、多様性が尊重されるようにもなりました。令和の日本型学校教育は、子供たちの多様なニーズに応え、未来に向けた教育を提供することを目指しています。
しかし、学校現場では、正解主義の時代を長く過ごしてきたこともあり、未来の予測が困難な現在において何を基準に判断し行動すればよいのか、「多様性」への向き合い方そのものに迷いを抱える場面も多く見かけます。
今までは前例に倣いつつ改善を加えていくことで可とされていたことも、価値観の多様化に対応できるようしっかりと軸を持った判断が求められているように思います。原点に立ち返り、問題の本質を理解することが今まで以上に重要になってきました。
多様性を尊重した教育活動を展開するために本来の目的や学校の理念を理解した上で学校における唯一の行政職員という立場から「何のために」「誰のために」という問いかけを忘れずにいたいものです。
本会の活動も同様です。「学校教育効果の進展に寄与する」という本会の目的を果たすために、多様な価値観を認識・尊重しながら新しい時代に合った学校事務職員のあり方について、模索していきたいと思います。