謹んで新春のお喜びを申し上げます。
今年は、栄養教諭制度が創設され配置が始まってから20年目を迎えました。
栄養教諭にとって大きな節目の年と捉え、本協議会としても、あるべき姿をしっかり見据えた取組を展開しようと決意を新たにいたしました。
栄養教諭は、学校給食の内容を食に関する指導に活かし、「栄養の指導と管理」を一体的に担って、日々、児童生徒に向き合っています。
児童生徒の食に関する健康課題-偏食や朝食欠食・肥満傾向・痩身願望・食物アレルギー・その他食に関する問題行動などが多様化・深刻化し、栄養教諭には専門性に基づく計画的・継続的な取組が求められています。
本年は栄養学のスキルに基づく栄養教諭だからこそ果たすことのできる役割に真剣に向き合う年にしたいと思います。
個別的な相談指導を進めるにあたっては、学級担任など同僚の教員はもとより、児童生徒や保護者との深い信頼関係を構築することが必須であり、ケースによっては、学校医や専門機関との密接な連携を必要とすることから、栄養教諭は、食に関する指導の校内組織の中核としての役割を果たし、マネジメント力・コーディネート力を発揮する必要があります。
本協議会では、今年も全国の栄養教諭などの研鑽の機会を充実させ、共に向上していく事ができるよう取り組んで参ります。