謹んで新春のお慶びを申し上げます。
多くの方々から「学校の特色は?」と尋ねられることがあります。
そんなときに私学の教員であれば、躊躇なく自分が勤務する学校の特色を簡潔丁寧にお答えできなければいけないのでしょうが、実は私はそれが最も不得意なのです。
私立学校はそれぞれの「建学の精神」のもと様々な教育実践を重ねてきています。
それらがそれぞれの学校の特色となり、長い年月をかけて教職員、保護者、児童・生徒によって作りあげていくものがまさに校風となり、その学校でどのように成長していくかが、多くの人々に認めていただけるようになっていくのでしょう。
私が自分の学校の特色を自信をもってお伝えできないのは開校から30年を迎える今でもまだ、学校づくりに向き合う時間を日々過ごしているからかもしれません。それを言い訳にしていてはいけないと反省しています。
今後は小学校教育の大切さと、6年間が子供たち1人ひとりの人としての土台(根っこ)を作る大切な時期であることに加えて、その力を中学校や高等学校でどのように開花させていくことができるのかまでを含めた将来像を子供たちにも、保護者の皆様にもお伝えしてできるようにしていかなければいけないと考えますし、将来を見据えた子供たちへの支援ができる学校でありたいと思いを新たにして新年を迎えることができました。
本年もよろしくお願いいたします。