謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年5月には我が国の近代的な学校制度の下、商業学校通則が制定され、本格的に商業教育が実施されてから140年を迎えたことを記念し、盛大に式典を行うことができました。そして、今年は現行の学習指導要領も2巡目に入ります。
商業教育の現状では、教育課程の課題として「情報Ⅰ」の代替科目である「情報処理」において、シミュレーション、アルゴリズム、プログラミング技法を使った問題発見と解決の指導、「総合的な探究の時間」の代替科目である「課題研究」においては、入学当初から探究学習を定着させることが求められています。
本協会は「産業社会の発展に資する目的で、高等学校における商業教育の振興、普及を図り、社会に貢献できる自立した有為な人材育成に寄与すること」を事業目的とし、検定試験をはじめ各種事業を実施しています。
新時代のビジネス社会で活躍する人材に求められる総合的な実践力を育成すべく、検定やビジネスの実践力の証明、学びの質の証明となるような様々なスキルの習得を体系化しています。
これらに積極的に挑戦することで、生徒に達成感や向上心を育成していただければ幸いです。
今年も時代に先駆けた新たな商業教育を創造し、教育活動の一層の発展に向け諸事業に全力で取り組んで参ります。