謹んで新年のお喜びを申し上げます。
高等学校における学習指導要領実施が完成した年度ではありますが、次期学習指導要領が諮問され、時代は常に動いています。
生成AIが進化し、学びが大きく変わりつつある昨今、「探究」をキーワードとして、単に暗記し記憶するだけの学びから、「自ら問いを立て、その課題を解決するために、情報収集等のプロセスを構築しながら解決へと導く能力を育んでいく学習」や、「教科横断的な学び」が重要であることが言われています。
私たち教員にとっても変わりゆく社会と常に革新される知見を取り入れつつ、専門性を高めるために学び続けることが求められています。
しかし、我々が学び続けるための時間や財源、人が確保されているとは残念ながら言えません。
教育を取り巻く環境は厳しく、教員としての学びをつなぐためにも財政的な支援が必須で、2024年8月に出された「『令和の日本型学校教育』を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(答申)」においてもその緊急性が示されています。
社会の多様性や共生を担保し、有用な人材を育成するために、教育を提供する側と受ける側、相互のリスペクトが大切であると考えます。
引き続き高等学校教育へのご理解とご支援をお願いいたします。