新年を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。また、日頃より本会の活動にご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。
予測困難な時代の象徴とも思える様々な事態が生じるなか、教育界においても、デジタル学習基盤の活用、学校における働き方改革、部活動の地域移行、教員の人材確保、いじめ・不登校対策等、複雑かつ多様な課題への対応は枚挙にいとまがありません。
こうした時代においても、社会の変化に柔軟に対応しながら、人を育む教育のあり方を追求し、生徒たちの学びを支えていくことが必要です。
学校には、施策の成果と課題を現場の声として発信し、更なる制度改善を求めていく責務があります。その先にこそ、生徒たちが笑顔になり、教職員も笑顔になれる学校のウェルビーイングの姿があるはずです。
全日本中学校長会は、教育のプロである全国の校長を会員として構成し、教育の世界では、非常に大きな影響力をもつ組織です。
そして、時には政策提言できるだけの大きな影響力をもつのは、全日中が実践もあり、理論もある実践的専門家集団であるからです。
全日中が力を結集して進む道は、我が国の中学校教育の過去に足跡を残すとともに、未来を切り拓きます。各地区の校長会と連携し、全国の会員の英知を結集して取り組んで参ります。
どうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。