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教育関連団体 年頭挨拶
公益社団法人日本理科教育振興協会

「観察・実験」の更なる充実を

大久保 昇 会長
大久保 昇 会長

昨年大きく利用が拡大した生成AIですが、人間の叡智の総和の10倍もの能力を持つまでに至るのは2030年より前に実現するという予測があります。

このような時代に応じた未来に向けての教育はどうあったら良いのでしょうか。まずはAIに使われる側ではなく、AIを使う側に子供たちを育てることです。

一方で大事なのは、AIより人間が得意な領域をどう伸ばすかです。特に好奇心を大事にし、創造性を磨く。

このように人を育てる学校の重要性はますます高まると考えます。中でも理科教育の存在は大きなものになるでしょう。

実験や観察を通じて「何故だろうか」という心を常に大事にし、自ら考える力をどうつけるか。同じ実験観察をした仲間と何故かを議論する。私どもの協会はこのような理科教育の時間をしっかりと充実しなくてはいけないと考えております。

ところが、理科の基本である観察・実験が十分にできていない学校や地域がまだまだ多いのが現状です。また地域で大きな格差があります。実験観察機器は、国の整備補助金で整備できますが、何年も補助金を使っていない自治体が少なからずあります。

この状況を変えるべく、都道府県教育委員会を通じて、申請手続きや整備台帳作成の指導を行う市町村や私立学校に講習会を精力的に開始したところです。是非とも関係各位にご案内をしていただくことをお願い致します。

全国すべての学校の理科室が、児童生徒たちが安全で楽しく、科学に興味関心が深まる場であるようにより一層鋭意努力していく所存です。

 

【教育関連団体 年頭挨拶】

【 2025年1月1日 】

教育関連団体 年頭挨拶

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