子供の学びを支える教師は公教育の要であり、子供たちへのよりよい教育の実現のため、教師を取り巻く環境整備を進めることが喫緊の課題です。
昨年8月の中央教育審議会答申を踏まえ、学校における働き方改革の更なる加速化、学校の指導・運営体制の充実、教師の処遇改善の一体的・総合的た推進など、学校や自治体の皆様と連携しながら、先頭に立って取り組んで参ります。
また、小・中学校の不登校児童生徒数やいじめの重大事態の発生件数が過去最多となるなど、様々な困難を抱える子供たちに対する支援も喫緊の課題です。
「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」等に基づき、子供たちが安心して学ぶことができる「誰一人取り残されない学びの保障」に向けた取組を進めて参ります。
個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図り、教育の質を向上させていくためには、1人1台端末を用いた優れた実践例の創出や展開、デジタル教材等の活用の促進など、ハード・ソフト両面からGIGAスクール構想を推進していくことが重要です。
今後は、端末活用頻度の向上と地域間格差の解消、学校の通信ネットワーク改善、校務のDX化、確実な端末更新などに取り組み、GIGAスクール構想第2期を強力に推進して参ります。
このほか、学習指導要領の改訂に向けた検討を始めるとともに、幼児教育の質の向上、特別支援教育の推進、教科書の充実、健康教育及び食育の振興、新時代に対応した高等学校改革の推進などに全力で取り組んで参ります。