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省庁 年頭挨拶
文部科学省

本年を教育行政の転換点に

藤原 章夫 文部科学事務次官
藤原 章夫 文部科学事務次官

謹んで新年のお慶びを申し上げます。国内外の諸情勢は大きく変貌し、先行きの不確実性が一層高まるなか、どんな時代にあっても力強く未来を切り拓いていける力を養う教育が、かつてなく重要となっています。

昨年末の予算編成過程においては、厳しい折衝の末、実に約50年ぶりとなる教職調整額の10%への段階的な引き上げが決定されるとともに、小学校の教科担任制や中学校の生徒指導担当教師の加配、2026年度からの中学校35人学級などの定数改善と今後5年間で在校等時間を月30時間に縮減する等の働き方改革を進めることとされました。

これらの3つの取組を一体的に進めることにより、昨今の負のスパイラルを反転させ、教師がやりがいを持って働くことができ、社会からリスペクトされる存在となるための改革を強力に進めていきたいと思います。

昨年末には、新しい学習指導要領の在り方と教員養成の在り方について、中央教育審議会に同時諮問を行いました。新たな時代に即した教育の在り方の議論とともに、これを実現するため、より専門性が高く、多様で、かつ生涯にわたって学び続ける教師の養成・研修システムの構築に向けて、抜本的な制度の見直しを進めて参ります。

また、高等教育、科学技術・学術分野では、研究力の低下等の課題に対応し、国際卓越研究大学等の施策を進めるとともに、文理横断の教育の実施や多面的・総合的な大学入試への転換を推進します。あわせて、急速な人口減少を踏まえ、高等教育へのアクセスを確保しつつ、再編統合等規模の適正化を進めながら、地方創生に貢献できる大学づくりを進めます。

新たな時代を切り拓くべく、チャレンジ精神をもって果敢に取組を進めて参ります。皆様方のご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

 

【省庁 年頭挨拶】

【 2025年1月1日 】

省庁 年頭挨拶

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