日本安全教育学会は、1999年12月に「すべての人が健康・安全な生活を営むことができるとともに、進んで望ましい環境の改善に資する態度、能力を習得できる手立てを構築することが、今日正に強い社会的な要請であると認識される。21世紀を目前に控えて、本学会を設立し、社会の要請と期待に応えるべく諸課題の解決に取り組むとともに、安全優先の気風を醸成する安全文化(Safety Culture)の創造に役割を果たすこと」を理念として、設立された学会です。
そのため「学校、子ども、高齢者及びその他の安全教育に関する調査研究及び普及啓発、並びに安全教育学領域の研究の発展に資することを目的とする」と会則に明記しております。
この目的を達成するために、今年度も学会誌「安全教育学研究」の発行(年2回)を通じた研究成果の発信に加え、岩手大学を会場とする年次学会(第26回岩手大会:9月)、ハイブリッド型の研究集会やオンライン方式を中心とした公開型研修会等の開催などを通じて研究成果の積極的な発信に取り組み、産官学の連携の重要性を念頭に置きつつ、安全文化(Safety Culture)の創造を担う協働人材の育成と充実を目指した学会活動を展開する予定です。