山梨県は、昨年に策定した新たな県教育振興基本計画に基づき、「主体的に学び 他者と協働し 豊かな未来を拓く やまなしのひとづくり」を基本理念として、少人数教育、学校の働き方改革、ICT教育などを重点に取り組んでいます。
少人数教育については、小学校4年生まで導入している全国初の25人学級について、今年は5年生、来年は6年生まで拡大することを決定しました。子供たち1人ひとりにきめ細かな指導・助言が可能となるとともに、教員の業務量の負担減にもつながるなど、効果が期待されます。
学校の働き方改革については、現在、本県の公立学校の働き方改革に関する取組方針の改定作業を進めています。
今年3月の改定に向け、行政主導の取組に併せ、「働き方改革は全員が担当者である」として、教員自身が主体的に取組を進めていく視点を盛り込み、より実効性のある指針に発展させたいと考えています。
ICTに関して、環境整備はもちろん教員のICT実践力の向上にも引き続き取り組みます。
山梨の強み・良さである少人数教育とICTの教育環境をフルに活かし、子供主体の授業への教育観の転換や、教科を横断した課題解決型の探究的な学びの深化など、子供主体の教育の更なる実現を目指し、積極的に取り組んで参ります。