少子化や不安定な国際情勢など不確実性が増す中、変化に柔軟に対応し未来を拓く人材の育成を図るため、「ウェルビーイングを目指し、多様性あふれる持続可能な山形を担う人づくり」を目標に掲げる第7次県教育振興計画の策定に向け、検討を進めています。
個人の幸せはもとより、多様な個性が集まる社会全体が将来にわたり良い状態であるウェルビーイングを目指すためには、互いの個性や価値観を認め合いながら、県民1人ひとりが社会全体の幸福に関わる当事者として、持てる力を活かし前向きにチャレンジすることが重要であり、こうした取組を続けることで持続可能な社会の実現につながるものと考えます。
計画では、この目標の達成に向け3つの方針を示しています。1つ目は「一人ひとりが自分らしく可能性にチャレンジできる学びを実現する」、2つ目は「誰一人取り残されず、誰もが続けられる学びの機会を充実する」、3つ目は「社会の変化に対応した学びの環境を整える」。現在この方針に沿って具体的な取組を検討しています。
もとより教育は社会全体の課題です。県民1人ひとりが自分事として捉え、当事者として役割を果たすことが大切ですので、家庭や地域等として望まれる取組について、県民へのメッセージとして盛り込み、県民の皆様と共に、計画の実現に取り組んで参ります。