生成AIの加速度的な発展、労働力不足を補うための自動運転の活用など、私たちは日々情報技術の進展に関するニュースに接しています。かなり先の未来と考えていた社会像が、想像以上の速さで現実化していることを実感しています。
児童生徒にとって、この情報技術を手段として学習や日常生活に活用できる力を身につけることが、ますます重要になっています。
GIGAスクール構想に基づく1人1台端末の環境の中で、児童生徒が端末を用いて、生き生きしながらプレゼンテーションをするという場面も多くの教室で見られるようになってきました。一方で、端末活用の教員格差が生じていることや快適な通信環境の確保は大きな課題です。
本県では昨年2月に「和歌山県学校教育ICTグランドデザイン」を策定し、児童生徒の資質・能力の育成などのために取り組むべき施策を整理しています。
また、児童生徒の情報活用能力の向上を図るため、発達の段階に応じた体系的なプログラミング教育を含む「きのくにICT教育」を実施し、民間企業とも連携しながら、活用スキルやプログラミング的思考などの育成に取り組んでいます。
これらの施策を実施し、児童生徒が社会の変化の中でも夢や希望を抱いて成長し、和歌山が飛躍する担い手となる基盤づくりを進めます。