本年は「栃木県教育振興基本計画2025」の集大成の年に当たり、効果的な施策の推進に努めます。問題発見や解決的な学習活動の充実を図るため、モデル校事業として実施してきたSTEAM教育推進事業の手法などを県立高校全校に普及し、探究的な学びの質の向上などを図ります。
また、誰一人取り残されない教育の実現を目指し、不登校について、有識者会議や児童生徒・保護者・教員を対象とした独自調査の結果などを活用して、具体的な取組を検討して参りたいと考えています。加えて、特別支援教育では、新校舎整備や医療的ケア児への支援体制強化、寄宿舎指導員の知見の活用などにより支援の充実にも取り組みます。
さらに、異なる学科の生徒が連携・協働して学ぶことで、幅広い知識を身につけ、柔軟性や創造性を持つ人材を育成するため、職業系専門高校の未来共創型専門高校(学科横断的な学習を推進する総合選択制専門高校)への再編を推進するとともに、6年間の教育課程や探究活動に工夫を凝らし、創造力やリーダーシップに富む人材を育成するため、中高一貫教育校の拡充に取り組むなど魅力ある県立学校づくりも努めて参ります。
急速に変化する社会に対応し、教育の新たな課題解決に向けて着実に施策を実施して参りますので、皆様のご理解とご協力をお願い致します。