世界の動きはこれまでの常識を遥かに超えています。少子化や国際競争力の低下など課題が山積する中、グローバルな環境で力を発揮できる人材をいかに育てるかが持続可能な未来への鍵です。
今までの延長線ではなく大胆かつ柔軟に教育施策を進化させるため東京都教育委員会は、2025年度予算で「新しいステージにおける教育の展開」「多様化する児童・生徒への対応のブラッシュアップ」「学校現場のBPX(ビジネス・プロセス・トランスフォーメーション)による働き方改革の抜本的な推進」の3本柱を設定します。
例えばグローバル人材の育成では、都立高校生などの海外派遣や海外高校生の受入れ拡大、国内外の研究機関やスタートアップ企業等と連携した探究学習の実施など、世界を視野に活躍する意識や力の向上を図ります。
1人ひとりの状況に応じた教育では、不登校対応校内分教室「チャレンジクラス」を拡大するなど、多様な学びの場と居場所を充実させます。
教育DXの強化では、都立学校向け生成AIの活用促進や教務手帳の電子化などで、学校の学び方、教え方、働き方を変えていきます。
これからも、区市町村や学校、関係機関等の皆様と「誰一人取り残さず、すべての子供が将来への希望を持って、自ら伸び、育つ教育」を実現するため、東京の教育を力強く進めて参ります。