予測困難な時代において、自ら未来を切り拓き、持続可能な社会を築いていく人材を育成するため、子供たちの主体的な学びを促し、創造性を育むことが重要です。
2022年の就任以来、探究の推進を重要テーマに掲げて取組を進めており、昨年4月に探究モデル校として開校した「県立ふじのくに国際高校」では、今後、国際バカロレア教育の導入を目指します。また、現在、県内全10地区において、拠点校を中心に探究コンソーシアムの構築を進めており、県全体で学びの深化を図ります。
併せて、不登校対策の一環として、誰もが将来、自分らしく活躍できるよう、市町やフリースクールなどと連携しバーチャルスクールを開設、1月から試行するなど個に応じた多様な学びの場で支援を進めています。
子供は、自らの思いが受容される実感が持てれば、未来に向かい伸びていきます。そのため学校における心理的安全性の確保も重要で、社会性と感情のコントロールを学ぶ「ソーシャル・エモーショナル・ラーニング」を新たな重点取組に位置付け、共感力、自己有用感、レジリエンスなどを育んで参ります。
1人ひとりの子供が持つ可能性を伸ばし、共に社会を形成していく中で自らの夢を実現し幸せを実感できるよう、地域や大学、企業等と連携し社会総がかりで取組を推進して参ります。