本県は2025年度から2029年度までの、次期教育振興基本計画の策定を進めています。
計画の具体的な施策の柱は「発達の段階に応じた学力の育成」と「教育上の支援が必要な子どもの学びの保障」で、特に力を入れます。
前者は小学校の低学年段階での学習のつまずきの要因の把握や、安定した学級づくりのための幼小連携・接続を推進します。また社会生活で重要な力となる論理的思考力を育む理数教育を充実し、子供たちの選択肢を拡げたいと考えます。後者は様々なサポートが必要な子供が増える中で、あと少しの支援が子供の将来を変える可能性もあると考え、子供の学びの保障に取り組みます。
島根の教育は従来から、小中学校のふるさと教育で身近な地域から島根全体まで、豊かな自然や歴史・文化などを体験し、高校での探究的な学びで、地域をはじめ日本や世界にどのような課題があるのかをより広く知り、自分が将来、どのような立ち位置で、どのような役割を果たすのかなどに想いを馳せる学びを進めています。その結果どこに住もうと、地域の人々と関わりを持ち地域社会に貢献する人に育ってほしいと考えます。
島根の良さや魅力である「人のつながり、あたたかさ」を「誰もが、誰かの、たからもの。」というキーフレーズで発信しながら、島根の教育を進めて参ります。