本県は「学ぶ意欲を育み、学力の向上を図るとともに、豊かな表現力と粘り強さを備えた幼児・児童・生徒を育成する」ことを教育目標としており、それぞれの個性や特性を大切にし、可能性を最大限に発揮して自己実現を目指せるよう、様々な教育施策を推進しています。
これまで、自治的な児童会・生徒会活動を通じた魅力ある学校づくりや支持的な風土を醸成し、児童生徒の自己肯定感を高める教育実践に取り組んできました。今年はこれらの成果を踏まえ、急速に変化する社会に対応できる知識や技能を身につけ、主体的に生き抜く力を備えた自立した学習者の育成に努めます。また、今年の県立高等学校の入学者選抜から従来の推薦入試に代わり、生徒が自ら出願することができる「特色選抜」を導入し、生徒の個性や特色をより一層活かすことができる入試制度を開始するとともに、WEB出願システムを活用することで校務の効率化も進めています。
2025年は戦後80周年という重要な節目を迎えます。戦争の悲惨な記憶が薄れつつある今、平和の尊さを深く理解するとともに、戦争の実相やそこから得た教訓を次世代に伝える平和教育を充実させます。
これらの施策を通して、国際社会の平和と共存、持続可能な社会の構築に貢献する児童生徒の育成に努めます。