本県の教育を取り巻く環境は、デジタル技術の活用の加速化、グローバル化、台湾の世界的半導体企業の進出などで大きく変化しています。
将来の予測が困難な時代にあっても、子供たちがしっかりと生きていく力をつけることができるよう、昨年末、第4期熊本県教育振興基本計画を策定しました。
基本理念は｢自らの可能性を拡げ、未来を切り拓く熊本の人づくり｣です。その実現に向け、今年は3つのテーマに取り組みます。
1点目は、変化の激しい時代に対応した質の高い教育の推進です。新たな時代に社会で活躍するために必要な力を育成する子供の新たな学びの実現に向けた取組を推進するなど確かな学力、豊かな心、健やかな体の育成に取り組みます。また、安全・安心に過ごせる学校づくりに引き続きしっかり取り組みます。
次に、共生社会の実現に向けた教育の充実。インクルーシブ教育システムを構築するため、特別支援教育の一層の充実等に取り組みます。
最後に、世界に羽ばたく志ある人材を育てる魅力的な学校づくり。県立高校の魅力化、1人1台端末や県立学校ネットワーク改善など教育情報化推進に取り組みます。また、台湾の学校などと教育交流等を推進します。
くまもと新時代を創る子供たちのため、教育委員会一丸となって施策を推進して参ります。
