本県は、昨年3月に改訂した高知県教育振興基本計画で、｢きらっと いきいき あったかい｣という教育の理念を掲げました。この理念に基づく教育が県内すべてに行き届くよう、引き続き取り組んで参ります。
例えば、学習面については、対話型AIの学習支援アプリを実証的に導入するなど、1人1台端末を活用した学校内外での個別最適・協働的な学習の充実を図ります。また、高校生が県内産業等の魅力を知り、課題を探究する合宿を新たに開催するなど、キャリア教育の取組の強化も目指します。
また不登校支援において、本県は小中学校の不登校児童生徒数の割合が2年連続で全国平均を下回るなど取組の効果の兆しが見えつつありますが、多様な居場所づくりの確保のために、校内サポートルーム設置校の拡大やメタバースの活用等を図っていきます。
さらに、教育活動を展開するうえでの基盤として、教職員が｢安心感｣を持って児童生徒に向き合える環境づくりも必要です。様々な働き方改革に向けた取組や、若年教員のサポート教員の配置といった支援体制の充実にも取り組みます。
このような取組を通じて、｢高知家｣の皆さんが多様な個性を磨き輝かせ、夢や志を持った挑戦や、社会での活躍、そして幸せな人生を送ることができるよう、全力で取り組んで参ります。
