本県は、教育の総合的な指針である｢かながわ教育ビジョン｣で、｢未来を拓く・創る・生きる 人間力あふれる かながわの人づくり｣を理念に掲げ、｢思いやる力｣｢たくましく生きる力｣｢社会とかかわる力｣の育成を教育目標に、各種の教育施策に取り組んでいます。
昨年は、インクルーシブ教育の更なる推進に向け、海老名市を｢フルインクルーシブ教育推進市町村｣に指定し、すべての子供たちが地域の小・中学校に通い、同じ場で共に学び共に育つことを目指し、当該市と連携した研究やメタバースなどによる普及・啓発を開始しました。
また教員が子供たちと向き合う時間を確保し、効果的な教育活動ができるよう、教員の働き方改革にも取り組んでいます。これまで、2019年に策定した｢神奈川の教員の働き方改革に関する指針｣に基づき、教員の長時間勤務の是正に向け様々な取組を行ってきましたが、依然として授業以外に多くの時間が割かれています。そこで若手教員プロジェクトチームを設置し、昨年、率直な提言を受けました。これらを踏まえ今年、指針を改定し、市町村教育委員会と一体で校務DXの更なる推進などに取り組み、教員の働き方改革を加速させていきます。
こうした取組を通じ、｢明日のかながわ｣を担う人づくりを着実に進めて参ります。
