鹿児島県は豊かな自然、歴史、文化、産業、人材などを有するほか、地域全体で子供たちを育てるという伝統的な地域の教育力も受け継がれています。こうした豊富な教育的資源を活かし、昨年2月に策定した県教育振興基本計画の基本目標に、｢夢や希望を実現し ともに未来を創る鹿児島の人づくり｣を掲げ、各施策を進めています。
このような中、離島や小規模校を多く有する本県においては、すべての子供たちの学びが保障できる環境の実現を目指し、教育の情報化を推進しています。ICTの効果的な活用により、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実などに向けた授業改善を行うとともに、遠隔教育システムを効果的に活用した授業実践の充実に努めています。また、学校ICTの専門家等による指導・支援等も行っています。
学習指導要領への対応として、小中学校等では｢『学習者主体の授業』実現プロジェクト｣による授業改善を通じ、組織的かつ総合的な学力向上に向けた取組を推進し、高等学校では、教科横断的な学習の推進や探究的な学びの充実を通じ、新しい時代に求められる資質・能力を育成します。
本年4月には県内初の夜間中学｢県立いろは中学校｣が開校します。
2025年も誰もが幸せや豊かさを感じられる地域や社会の実現を目指し、本県教育の振興・充実に努めて参ります。
