昨年の本県は、元日に発生した能登半島地震から始まりました。最大震度7を観測する未曾有の大災害で、能登地域を中心に県内の公立学校の8割を超える292校の被害が発生。多くの子供たちが避難生活を余儀なくされ、不安な日々を過ごすことになりました。
こうした状況下でも全国の自治体からのご支援をいただき、様々な取組を実施し、子供たちの学びを継続できました。皆様方の多大なご支援に心より御礼申し上げます。
本県は、昨年6月に能登半島地震からの創造的復興に向けた道筋を示す｢石川県創造的復興プラン｣を作成しました。
県教育委員会は、今般の地震を契機に、能登地域の自然や人間、社会、文化、産業等を改めて学ぶことでふるさとの価値を実感するとともに、国内外の生徒などとの交流や課題解決型学習を進めることで能登の復興を自らが担う人材を育成する創造的復興教育を推進するとともに、多様な学習ニーズに対応するため、ICTを活用した遠隔授業など学びの環境整備などに取り組むこととしております。
震災からの復旧・復興は相当の困難が伴いますが、教職員をはじめ教育委員会が一丸となってこの困難を乗り越え、一日も早い創造的復興と、ふるさと石川の更なる発展を目指し、未来の｢いしかわ｣を担う人材育成に努めて参ります。
