昨年は岐阜県で全国高等学校総合文化祭や国民文化祭などが開催され、本県にとってはまさに文化イヤーとなりました。特に総文祭は、青春(「アオハル」)真っ只中の高校生や特別支援学校の生徒が主体となって議論を重ね、企画・運営を行いました。芸術文化活動を通して国内外の様々な人々と積極的に関わる子供たちの姿に、深く感銘を受けるとともに、将来の社会を託していける頼もしさを感じました。
さて、岐阜県教育振興基本計画では、目指す人間像として「『ふるさと岐阜』で育んだ自信と誇りを胸に、よりよい未来の実現に挑み続ける人」を掲げ、「ふるさと教育」を通じた「探究的な学び」の推進に重点を置いております。地域との関わりを大切にし、地域の文化・産業等について学び、ふるさとの活性化のための課題解決に取り組むことで「主体的・対話的で深い学び」や「協働的な学び」の具現を図っております。
また、学習の基盤となるICT環境の構築を進め、県立学校の各教室にプロジェクターやWi-Fi環境などを整備するとともに、1人1台端末の活用事例集を作成し、個別最適な学びの普及や生成AIなどの効果的な活用に関する実証を進めております。
今後も総文祭のレガシーを受け継ぎ、子供たちが他者と協働し新しい価値を創造する力を育めるよう取り組んで参ります。