金沢工業大学はAIを用いて文字を拡大できる視線操作型Web提示システムを開発した。メディア情報学科・松下裕研究室の研究成果によるもの。
文字の識別が困難な際に、視線をWeb上の文字に停留すると、自動で拡大してくれる閲覧補助システムで、AIの強化学習(試行錯誤を繰り返して最適な行動を学習する機械学習)を用いることにより文字識別困難の発生を迅速かつ正確に予測できるようにした。
今後、視線移動と停留によってファミリーレストランの料理の探索・選択・決定を行う「視線操作型電子メニュー」や、スクロールや拡大を視線で実現できる「視線動作型スマホ」への応用が期待される。
教育家庭新聞 教育マルチメディア号 2025年3月3日号掲載