山口県教育委員会は昨年10月に、本県教育の新たな指針となる「山口県教育振興基本計画」を策定しました。
新たな計画の教育目標は、将来の予測が困難な時代にあっても、高い志を持ち、多様な人々と協働しながら、主体的に未来を切り拓いていくことのできる子供たちの育成を目指して、前計画の目標を継承し、「未来を拓くたくましい『やまぐちっ子』の育成」としたところです。
また、本県が全国に先駆けて取り組むコミュニティ・スクールの連携・協働体制と、コロナ禍でいち早くすべての公立学校に導入した1人1台端末などのICT環境、これらの本県の強みを生かして、このたび見直した6つの施策の柱に沿って、学習指導の充実や、教育DXの推進、地域連携教育や社会教育の充実などの施策を総合的・計画的に推進して参ります。
さらに、いじめ・不登校等対策や、教員確保、学校における働き方改革の推進など、本県の教育が直面する喫緊の課題にも、的確に対応して参ります。
本年は、新たな計画に基づく取組を本格的にスタートする年となります。新たな計画のもと、次代を担う子供たちの育成に向けて、学校・家庭・地域をはじめ、市町教委や関係機関等とも緊密に連携しながら、本県教育の一層の充実・発展に全力で取り組んで参ります。