本県は、1人ひとりの学びに寄り添い、誰1人取り残さない教育を推進しています。学習データや生活データの活用により指導の充実を図るとともに、「とっとり教育ポータルサイト」を開発し、様々な教育データやコンテンツを掲載することで、児童生徒がいつでも自分の状況を把握し、自ら学びを進められる仕組みを構築します。
また、今年3月に竣工、2025年春に開館を迎える鳥取県立美術館は、すべての人がアートを身近に感じ楽しめることを目指すとともに、アートを通じて学ぶ対話型鑑賞「アート・ラーニング・ラボ(A.L.L.)」機能を設けます。子供たちの思考力、想像力、表現力等の育成はもちろん、対話を通じて他者理解や多様な意見を受け入れる寛容性の醸成につなげていきます。
さらに、今年4月に開校する「鳥取県立まなびの森学園」は、メインコンセプトとして「いろとりどり[色鳥取]に、ともに自分らしく学ぶ」を掲げ、世代や国籍、これまでの学びの経験の違いなどを超えた、様々な人たちの思いや考え方に触れ、ともに学び合うことを通して、安心して自分らしい学びを実感できることを目指します。
本年も、ICTも駆使しながら、様々な環境にある子供たちが1人ひとりの状況に応じて個別最適な学びを実現できるよう、精力的に取組を進めていきます。