ポストコロナの転換点を迎え、社会は本格的に動き始めました。明るい兆しを力強い成長へと育て、持続可能な未来へ歩みを加速させるときです。一方、急速に進む少子高齢化等、課題も浮き彫りとなっています。
こういった社会の変化に柔軟に対応し、子供の学びを支えるため、東京都教育委員会は「自ら未来を切り拓く力の育成」、「子供目線に立った支援の充実」、「教員の働き方改革等による指導充実」を軸として取組の充実を図っています。
グローバル人材の育成では、中学校英語スピーキングテストを続けるほか、小学校でネイティブ人材との交流を深める「イングリッシュ・ウィーク」の実施、都立高校生が海外の生徒と交流する機会の拡充等、「英語力の東京」への取組を抜本的に強化しています。
また不登校等、様々な困難を抱える子供への支援については、学校とのつながりが全くない子供をなくすべく、NPO法人等による日本語指導の支援や、アバターを活用した学習環境・相談環境を提供するなど、1人ひとりの状況に応じたきめ細かいサポートの充実を図っています。
今後とも、「誰1人取り残さず、すべての子供が将来への希望を持って、自ら伸び、育つ教育」の実現に向けて、区市町村や学校、関係機関等の皆様と力を合わせ、より実行力のある施策を推進していきます。