激しく変化する社会を切り拓き、力強く生きていく人材を育成するためには、子供たちの主体的な学びを促し、その創造性を育んでいくことが重要です。2022年4月の就任以来、「探究」の推進を重要テーマに掲げて取組を進め、本県の教育に「探究」が根付きつつあると手応えを感じています。
現在、「県立高校の在り方に関する基本計画」の策定を進めています。時代を見据えた多様な選択肢と充実した学びを提供するため、生徒1人ひとりが本当に「行きたい」と思える「多様な」学校を目指して、個性・資質を伸ばす特色ある学校づくりを推進し、「学びの変革」を実現していきます。あわせて、県内の各地で地域協議会を順次開催し、地域の中で県立高校が提供すべき学びの姿について、学校関係者や保護者、市町、経済界等と協議を進めています。
また、不登校者数の増大を踏まえ、フリースクール等の民間施設との連携強化に向けた協議会を設置しました。誰もが安心して学べる学校づくりを推進するとともに、民間施設をはじめとした関係機関と連携して、不登校児童生徒の学びを保障できる環境づくりを進めています。
今後も、多様化・複雑化する教育課題に的確に対応するため、社会総がかりで施策を展開し、本県の未来を担う「有徳の人」の育成を推進して参ります。