2023年から第2次大阪府教育振興基本計画がスタートし、大阪の教育の更なる向上に取り組んでいます。
昨年、高校等の授業料を完全無償化する制度案を決定しました。所得や世帯の子供の人数に関係なく、自らの可能性を追求できる社会の実現等に向けて、2026年度の制度完成を目指します。一方、本府の不登校者数やいじめの認知件数等が急激に増加しているため、チーム学校を中心とした支援体制を構築し、多様な支援ができる取組を強化していきます。
現在、学校教育審議会では、府立高校改革の具体的な方向性等の審議を進めています。答申を踏まえ、生徒等のニーズに応える学校づくりや選抜制度のあり方について検討していきます。
また、教員の働き方改革を推進するため、近隣の府立高校が合同で部活動を実施する「部活動大阪モデル」等、様々な取組を着実に進めるなど、教育活動の充実とともに働き方改革を進めて参ります。来年4月に開催される大阪・関西万博は、子供たちが夢や希望を感じ、学び、考える絶好の機会だと考えます。
この機会を活かし、1人ひとりの可能性を最大限発揮できるよう、様々な関係機関と協力しながら、将来を生き抜く力を育む教育を目指して参りますので、今年もお力添えをよろしくお願いいたします。