本県においては、子供たちの確かな学力、豊かな心、健やかな体の育成など教育の「不易」を大切にしつつ、変化の激しい時代に求められる資質能力を育むため、いわゆる「流行」を取り入れながら様々な教育施策を推進してきました。
近年の大きな課題である、教員不足の解決に向けては、採用方法の工夫と同時に、教員の働く環境を改善することが極めて重要であると考えています。
このため、本県では昨年4月に「働き方改革推進課」を設置し、教職員の業務改善について短期・中期・長期の目標を設定するとともに、保護者や地域及び市町村等関係機関に対しその理解醸成に努めて参りました。
5年後、10年後も児童生徒がいきいきと学校で学び合い、健やかに成長できるよう、引き続き学校における働き方改革の推進に全庁体制で取り組んで参ります。
また、1人1台端末の活用に向けては、庁内に新たに「教育DX推進室」を設置し、校内研修の支援、クラウドサービスを活用した授業改善、校種を横断した研修会の実施など、一貫した指導体制の構築に努めているところです。
今後も「不易」と「流行」を念頭に置き、児童生徒1人ひとりが自ら豊かな人生を切り拓き、多様な人々と協働しながら持続可能な社会の創り手となる教育を推進して参ります。