本県は、2023年3月に第4次長野県教育振興基本計画(以下、「計画」という)を策定し、目指す姿を「個人と社会のウェルビーイングの実現〜1人ひとりの『好き』や『楽しい』、『なぜ』をとことん追求できる『探究県』長野の学び〜」としました。
この計画を、学校をはじめ広く地域社会にも知っていただき、県民全体で取り組んでいくため、計画の要点を見やすくまとめたコンセプトブックを初めて作成し配布しています。これにより、現行学習指導要領で大切にされている「社会に開かれた教育課程」の理念の実現にもつなげていきたいと考えております。
また、現行学習指導要領では、資質・能力の三つの柱の育成を目指しており、「総合的な学習(探究)の時間」はもとより、各教科等で探究的な学習過程を踏まえた授業が展開されます。そのためICT機器の活用も重要であり、2021年度に設置した県ICT教育推進センターなどにより、GIGA環境の整備やICTを活用した学習指導の支援等を行っています。「授業にICTを活用して指導できる教員の割合100%(R8)」に向け、優れた実践事例の紹介や研修等にも力を入れているところです。
引き続き、学習者主体の、探究を核とした学びの推進に努め、1人の子供も取り残されない学びの環境づくりに邁進して参ります。