本県は、現在、今後5年間における教育振興の指針となる次期「岩手県教育振興計画(仮称)」の策定に取り組んでいます。
初年度となる2024 年度は、子供たちが社会の変化に対応できる資質・能力を着実に身につけることができるよう、市町村教育委員会と連携しながら、教育におけるDXを推進し、質の高い授業や学習活動の実践に取り組んで参ります。
また、本県においても増加傾向にある不登校児童生徒への支援として、教育支援センターの設置促進、機能強化支援やフリースクール等関係団体との連携強化など、多様化する子供たち1人ひとりの教育ニーズに対応する環境整備を推進して参ります。
2024年度には、地域ぐるみで子供たちを育んできた本県独自の教育活動である教育振興運動が60周年を迎えます。これまで、地域の実情に応じた学校、家庭、地域の連携・協働による学習活動や体験活動の充実に取り組んできたところであり、今後もコミュニティ・スクールと連携した教育振興運動や地域学校協働活動の一層の充実に引き続き取り組んで参ります。
予測困難で変化の激しい社会の中で、教育を巡る環境も大きく変容していきます。どのような時代にあっても、誰1人取り残さず、1人ひとりの可能性を引き出すいわての教育の実現に向けて取り組んで参ります。