昨年は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行され、制限されてきた教育活動については、必要性を十分に検討した上で、積極的に実施できることとなり、明るい兆しが見えてきた年となりました。
一方で、学校現場では、不登校やいじめ問題、特別な教育支援を必要とする児童生徒の増加、教員の世代交代や教職員の多忙化の改善、GIGAスクール構想の実現など様々な課題に直面しております。
そうした中、昨年9月に、石川県の進むべき方向性を示す新たな羅針盤として、「石川県成長戦略」を策定しました。
教育の分野においては、「石川の未来を切り拓く人づくり」を基本戦略として掲げ、基礎的・基本的な知識・技能はもとより、自ら学び、課題を見つけ、解決できる力を身につけた、未来を切り拓こうとする気概あふれる積極果敢な人づくりを目指し、様々な施策に取り組んでいるところであります。
少子高齢化の進行、グローバル化やデジタル化の進展など社会が急激に変化する中、確かな学力を身につけるとともに、石川県の文化や伝統を大切にしながら新しい時代をたくましく生きる力を育むため、1人ひとりの個性や適性に応じたきめ細かで質の高い教育を推し進め、次代の「いしかわ」を担う人材の育成に努めて参ります。