改めて教育を取り巻く状況を考えてみると、新型コロナウイルス感染症のインパクトは大きく、学校教育は、その在り方を根本から問われ、単にコロナ以前に戻ることではなく、新たな在り方を模索することになりました。また、生成AIの登場により、これまで人間が担うとされてきたクリエイティブな領域もAIが代替するという状況が生じ、「学ぶ」とはどういうことなのか、更には、人間とは何なのかが問い直されています。
確かに、予測困難な時代ではありますが、だからこそ、「未来」という未知の可能性が開かれていると感じます。子供たちだけでなく私たち大人も、恐れることなく選択し、楽しくチャレンジし続けるべきでしょう!
本県では、広島版「学びの変革」アクションプランに基づき、生涯にわたって主体的に学び続け、多様な人々と協働して新たな価値を創造することのできる人材の育成を目指した教育を進めてきました。2022年度には児童生徒1人ひとりの学習進度や能力・関心に応じた、多様な学びの支援のひとつとして「SCHOOL”S”」を開設し、2023年度の広島県高等学校入学者選抜では全国で初めて「自己表現」を実施しました。
私たち大人も自ら様々にチャレンジしつつ、未来を担う子供たちを全力で応援したいと考えています。そのために、今年も「前へ!」