本県では、2024年度からの5年間を計画期間とする次期「岐阜県教育振興基本計画(第4次)」を本年3月に策定することを目指し、現在作業を進めております。現行の基本計画の計画期間中は、そのほとんどがコロナ禍で想定外の営みでしたが、社会は今、AIの急速な進歩や不安定な社会情勢など、めまぐるしく変化を続けており、将来の予測は一層難しい状況にあります。
これからの子供たちには、視野を広げ、主体的に様々な変化や課題と向き合う中で人と人が結び付き、尊重し合い、協働しながら、よりよい未来の実現に向かって前進していく力が求められています。どんな社会にも主体的に対応し、持続可能な社会の創り手となるためには「豊かな人間性」の育成が重要になると考えます。
次期基本計画では、「豊かな人間性」の育成を目指し、ふるさと岐阜での学びや豊かな体験、文化芸術やスポーツでの感動体験などを通して、多様な人とつながり感情を共有し、よりよく生きる力を育む取組を重点的な施策として位置づけたいと考えております。
本年は岐阜県で全国高等学校総合文化祭と国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭が行われます。本県にとってまさに文化イヤーとなります。共に学び合い、共に心を動かす文化祭を子供たちの未来づくりの契機としたいと考えております。
